天王星とはどんな星か
天王星とは、18世紀の天文学者ウイリアム・ハーシェルが自作の望遠鏡を使って発見した惑星です。土星の外側のずっと遠くに位置し、ほとんど肉眼では見えません。
西洋占星術で用いられる天王星は、私たちが現実社会で生きてきたことによって作られた枠組みを壊し、新しい視点をもたらしてくれる惑星なのですが、地球から遠く目に見えないこと、公転周期が長期間であることと同じように、この惑星の力(惑星意識)を自ら意識しコントロールすることは、なかなか難しいと言われています。
このクラスでは、はじめにその目に見えない天王星とは何かを様々な視点から結びつけ、天王星を目に見える状態にすることから始めます。
天王星は牡牛座に
2019年から天王星は本格的に牡牛座に入り、現在牡牛座15度から逆行中です。2021年のクラスでは、様々な行動や消費が制限されながらも、一方では経済活動がピークになるかような牡牛座15度の天王星が問いかけていることは何かについてお話ししました。2022年は天王星は牡牛座の次の周期、「11」度から「19」度まで順行します。それぞれの度数のサビアンシンボルも深い意味を持つと思います。
また、2022年も水瓶座という風の固定宮に土星が運行中です。そして地の固定宮である牡牛座にいる天王星。お互い固定宮という共通点と、風と地の関係性なども一緒に考えましょう。
内なる自由、世界の自由
天王星は占星術では、予期せぬアクシデントなど事故のようなもの、と捉えられることもありますが、そのほかに、変革、覚醒、個性、枠を外す、などの意味があり、ある一定の状態が変化し、自由になるきっかけとなる存在でもあります。
また、天王星は誰もが生まれ持っている意識で、その性格は出生図という個人が生まれた瞬間のホロスコープに明確に現れます。それを内なる自由と考えた場合、現在位置する天王星の場所は、世界が自由になるポイントでもあると言えます。このクラスの時間の中で、実際にホロスコープを見て、みなさん一人ひとりが持っている天王星の意味、使い方、現在の天王星がみなさんにどのような影響(自由)をもたらすのかを知りましょう。
占星術は当たるか当たらないの段階から一歩進むと、様々な可能性を見いだすことができます。今回は、天王星を知ることでその意識と出会い、より自由な未来を作っていきましょう!
このクラスで学ぶこと
- 占星術とは
- 天王星とは何か(天文学、占星術、歴史的背景も含め)
- 2022年の天王星の動き(牡牛座11度から19度のサビアンシンボル紹介)
- 自分のホロスコープの天王星を探す(自分が持っている自由への鍵)。
- 現在の天王星の個人への影響を知る(外側からやってくる自由への鍵)。
- 自由とは
日程 2022年
- 1月期金曜 全2回 1/28、2/4 14:00-16:00 zoom
- 11月期火曜 全2回 11/15、11/22 10:00-12:00 zoom
講師 | 大山 カオル |
対象 | どなたでもご参加いただけます(クラス後半は2018年-2021年の天王星のクラスとは内容が異なります) |
回数 | 全1回または全2回 4時間 |
費用 | 13,200円(テキスト、ホロスコープ込み) |
持ち物 | 室内履き、筆記用具、(ご自身の出生のホロスコープをお持ちの方はご持参ください) |
その他 |
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講師プロフィール 大山 カオル
マザーズオフィス講師/占星術とアロマテラピークラス、サビアンシンボルと占星術クラス担当
今回、天王星のクラスを開講させていただくにあたり、天王星そのもののことや歴史のこと、専門的ではない範囲ですが、新たに情報を集めたり掘り下げたりしました。その結果、全く占星術とは別分野と考えられる出来事からでも、やはり私たちは宇宙や自然の中の一つであるということを感じざるを得ませんでした。そして、たくさんの問いかけが生まれました。その問いかけこそが天王星であり、自由へと繋がる鍵なのだと思います。と、なんだか壮大なテーマとなってしまいそうですが、私の生まれた日の、双子座の水星、天秤座の天王星の風の力を使ってお届けします!よろしくお願いいたします。