薬と向き合う時間。作用やメリット、デメリットについて確かな知識を持ちましょう。
私たちの身近にある薬のことをどれだけ理解しているだろうか。また闇雲に避けていないだろうか。体に入ってどんな風に作用するか、薬のメリットやデメリットなど確かな知識を持ち、自分なりの薬との付き合い方を見つけていきましょう。
テーマ一覧
- 鎮痛薬クラス
- 抗うつ薬クラス
- 外用ステロイド
- 睡眠薬
- ホルモン補充療法
- 抗生物質
- 糖尿病の薬
- 高血圧の薬
- 脂質異常症の薬
◉こちらもオススメです。知っておきたい薬の知識 低用量ピル
◉主な講義内容
- 薬の歴史
- 薬の働きのメカニズム
- 成分や分類
- 薬を使うプラスとマイナスを比べてみる 薬の副作用と注意点
- 薬とどう付き合うか その人らしい付き合い方を見つける
◉久保田泉先生からのメッセージ
- 鎮痛薬について『痛いのを我慢するのは辛いもの。そんな時、手に取ってしまいたくなるのが、鎮痛薬ではないでしょうか?。手取り早く、クスリの力で痛みを取ることも大切なことです。でも頼りっきりは避けた方がいいですね。そして鎮痛薬について、知っておいた方が良いこともたくさんあります。例えば、鎮痛薬の種類、選び方、なぜ痛みを止められるかを知るのも大切ですよね。それから鎮痛薬を飲んではいけない方も多いですよ。また安易に飲み続けると、副作用が起きる場合もあります。アルコールと一緒に飲むのは避けた方が良いことはご存知ですか?そんなお話を挟みつつ、鎮痛薬についての理解が深まる講座を開催します。』
- 抗うつ薬について『低用量ピル、鎮痛薬に続いて、今回の「知っておきたい薬シリーズ」は、抗うつ薬です。うつ病の薬は、医師の処方箋により入手できる薬、私達が勝手に、薬店で購入することはできません。TVや新聞・雑誌での宣伝もしません。一体どんな薬なのか、ちょっと正体不明ですね。しかも、抗うつ薬は中枢神経に作用する薬です。そう聞いただけで、「危険そう…」と思われる方もおいでになるかも。この講座では、抗うつ薬の種類や、どうやって効くのかのしくみ、副作用などについて学びましょう。それらを知ると、薬の世界が見えてきますよ。ご興味ある方、お待ちしていますね。』
- 外用ステロイドについて『ステロイドの薬と聞いて、漠然とした不安を抱く方、その薬の威力にほれぼれされている方、いろいろおいでになりそうですね。あなたはどちらでしょうか?人により、評価がさまざまに分かれる薬の代表がステロイド。まずはその理由を考えてみませんか?そして、効き目と危険性についても考えましょう。ステロイドは、安全性に応じて、5つに分けられます。危険性が高いか低いかを無視して、使ってはいけません。安全性が高いものは、市販もされていますよ。そして、ステロイドを塗り薬として用いるか、飲み薬として用いるかで、安全性が全く違うことも学びましょう。きっと、「知らなかったことばかり」と思っていただける授業になりそうです。ご参加をお待ちしていますね。』
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睡眠薬について『一口に、「よく眠れない」と言っても、なかなか寝付かれない場合や寝ても寝ても熟眠感が得られない場合、はたまた早朝から目が覚めてしまう場合などいろいろです。そんなことがきっかけになって、睡眠薬を飲み始める方も多いのでは?ただ、「このままずっと薬に頼っていて、いいのだろうか」と不安に駆られる方もおいでになりそうです。「薬なしで眠れるようになりたい」というのは万人共通の願い。まずは睡眠薬に関する基本的なことから学んでみませんか?小さな疑問を一つずつ解決していけば、その不安感も少なくできそうですよ。ご興味ある方、ぜひどうぞ!』
◉関連クラス 愉しく眠るための自然治療法10のアプローチもおすすめです。
- ホルモン補充療法(HRT)について「更年期の不調は、女性ホルモンの不足から。だからそれを補えばOK!」という積極派もいれば、「そんな簡単でいいの?ステロイドホルモンの軟膏だって怖がる私達なのに」という慎重派も。どちらの方にとっても、まず必要なのは、きちんとした知識です。医師に相談するにしても、こちらが知識を持っているかいないかは大違い。医師からの説明を理解するためにも知識は大切ですよね。さらに、HRTは、「子宮のある方」「子宮のない方」で方法が異なります。さらに、飲み薬もあれば、貼り薬、塗り薬もあります。この講座では、「知っておきたいHRT」について、わかりやすく解説します。ご興味ある方、ぜひご参加下さいね。」◉関連クラス これからは私らしく生きる!更年期 / 55歳からのおとなしやかな体づくりもおすすめです。
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抗生物質について 「抗生物質は細菌と戦う薬で、咽頭炎や中耳炎、気管支炎、肺炎、膀胱炎など、細菌による感染症に処方されます。ウイルスには効きません。とくに、微生物が作った化学物質を抗生物質といい、それ以外のものも含めて、抗菌薬とも呼ばれます。今、感染症の世界で一番問題になっているのが、薬剤耐性。不適切な薬剤の使用などにより、病原菌が変化して抗菌薬・抗生物質が効かなくなる問題です。世界のがん死亡数(2018年)は960万人ですが、2050年には薬剤耐性で亡くなる方が1000万人を超えるだろうという予測もあります。これを防ぐためには、何より私達が正しい知識を持つ重要です。「風邪には抗生物質は効かない」はもちろん、処方された抗生物質を、治ったからと途中で止めたり、減量したりするのも厳禁です。どうしてなのかを、きちんと理解する必要がありそうですね。当講座では抗菌剤の薬剤耐性について取り上げます。ぜひ、ご参加下さい。」
- 糖尿病の薬について 「膵臓から分泌されるホルモンであるインスリンは、血糖値の上昇を抑える働きがあります。糖尿病は、そのインスリンが不足したり、作用低下することで、高血糖が慢性的に続く病気。網膜症・腎症・神経障害の三大合併症が怖れられています。さて、糖尿病薬は二つに大別されます。インスリン分泌細胞が破壊されている1型糖尿病では、インスリンの自己注射が必要です。飲み薬では役立ちません。なぜ飲み薬ではダメなのでしょうか?2型糖尿病は、遺伝的要因に過食や運動不足などの生活習慣が重なって発症します。こちらにはたくさんの経口糖尿病薬があります。これらの薬がどのように効くのかの仕組みを学びませんか。さらに、糖尿病とアロマテラピーの関りも考え合いましょう。日本では、2型糖尿病患者は予備軍も含めて約1870万人にのぼるとか。アロマテラピーをもっと役立てたい分野ですね。」
- 高血圧の薬について 「生活習慣病の代表格、高血圧症の患者は、20歳以上の2人に一人!「高血圧」という言葉には馴染んでいても、「なぜ高くなるのか」「なぜ高いといけないのか」をきちんと説明できますか?高血圧の原因は、食生活や自律神経の乱れ、肥満、年齢、体質、喫煙などさまざまです。大切なのは、それを知った上での治療ですね。「高血圧の薬は一生飲まないとダメ」と思っている方もおいでになるようですが、それは違います。精油は降圧剤のように直ちに血圧を下げることはできませんが、高血圧でお悩みの方に、アロマテラピーはさまざまな形で役立ちます。なお、ある種の降圧薬は、グレープフルーツジュースの併用に注意が必要です。グレープフルーツ精油についてはどうなのでしょうか?そこにご興味がある方も、ぜひ!」
- 脂質異常症の薬「脂質異常症とは、LDL(悪玉)コレステロールや血液中の中性脂肪が必要以上に増えるか、または、HDL(善玉)コレステロールが減った状態のこと。「知っておきたい薬シリーズ」では、「糖尿病の薬」「高血圧の薬」に続いて、「脂質異常症の薬」を取り上げます。これらの病気は「サイレントキラー」と呼ばれ、自覚症状がない場合も多く、放置されがち。しかし、命にかかわる危険性も結びつくこともあります。まずは、病気についての正しい知識を持ちましょう。「血液中のコレステロールは悪であり、動脈硬化の促進させる」という考え方からは卒業しなくてはいけません。そして、女性ホルモンとエストロゲンの関係も知る必要があります。女性だからこその、脂質異常症との付き合い方があるのです。薬はメリットとデメリットをバランスにかけて用いるもの。脂質異常症の病態や薬について知るだけでなく、考えることがたくさんある授業をめざします。ご興味ある方、ご参加をお待ちしていますね。」
講師 | 久保田泉(当校講師、薬剤師) |
対象 | どなたでも受講していただけます。 |
回数 | 全1回(2.5h/回)途中の休憩時間も含まれます。 |
費用 | 受講料 8,800円 |
その他 | キャンセル料規定など受講規則をご確認のうえお申込みください。 |
【通学クラス】
日程 2022年
持ち物 | 筆記用具、室内履き、 |
【オンラインクラス】
申込 【オンライン】知っておきたい薬の知識 >>テキスト |
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