手仕事療法クラス2つ目は、「刺し子刺繍」
暮らしの手仕事 くらして 大和まゆみさんの手仕事と自然療法、今回から手仕事療法クラスといたしました。2つ目は、刺し子刺繍です。日本で生まれた刺し子は、薄い布地の着物に刺繍をすることによって寒さをしのいだり、丈夫に長く着るための補強など、生活の知恵の中で生まれた伝統的な技法です。その図案は幾何学や自然の模様など様々で、地域によって異なる技法や特徴があります。
また、日本だけでなく、タイの山岳民族や、インドなどでも同じような刺し子刺繍があります。今回は、色々な国に足を運び、手仕事を通して世界とつながっている大和まゆみさんの、ルールに縛られない「REBORN刺し子」で、可愛いくるみのピンクッション(アロマクッションにもなります)を一緒に作ります。
また、現在タイに向かわれている大和まゆみさんには、チェンマイの北にあるヘンプの村のお土産話もお願いしています。手仕事を通じて見えてくる社会、世界も覗いてみましょう。
手仕事とは、自分と向き合う時間が形になること
チクチクと進んでいく針と糸。
縫い始めから終わりまでを、今までの人生の長さに重ね合わせて縫ってみました。あの頃はこんなことがあったな、こんな自分がいたな。いろんな想いと向き合いながらチクチクと進んでいきます。
どうしても前に進めなかったり、なぜかいつも同じ場所で糸が終わってしまったり、それはなぜなんだろう?と考えたり。今まで意識していなかった自分に出会う。そしてそれも針と糸でチクチク乗り越えて前に進んでいくと、いつの間にか一つのモノができている。そして、そのようにして新しく出来上がったものを身につけたり、使う、ということは、とても大きな満足感や喜び、豊かさ、自信につながります。
人々の暮らしの中心が農業だった時代には、畑や田んぼの仕事がない農閑期の冬から早春にかけての仕事は、家族一年分の衣服や履物を作ることだったそうです。家の中で、着物を縫ったり草鞋を作ったり。私たちの祖父母以前の時代の方達は、とても芯が強く、ブレない軸があるように思えるのは、こうして手仕事をすることで、自分といつも向き合い乗り越える習慣が自然にあったのではないでしょうか。
「REBORN刺し子」で、皆さんも一緒に生まれ変わりませんか?
2020年
- 3/14(土)10:00-12:30 A教室 受付終了
- 3/14(土)13:30-16:00 A教室 受付終了
講師 | 大和 まゆみ(暮らしの手仕事 くらして 代表) |
対象 | どなたでも参加できます。 |
回数 | 全1回 2.5時間 |
費用 | 6,600円(税込) |
持ち物 | お裁縫道具(針、ハサミなど)、室内ばき |
その他 | キャンセル規定など、受講規則をご確認の上お申し込みください。 |
講師紹介 メッセージ
手仕事会、くらしが心地よくなる衣の提案
暮らしの手仕事〜くらしてのこと
欲しいものが何でも手に入る時代。それも急速化している。
ものを手に入れることで欲求は満たされるけどそれも一時的で、また次の欲求が生まれる。
結局自分の満たされないものを、モノで穴埋めしてるだけ。
気付くと沢山のモノに囲まれて、変わらない自分がいる。
ある時「綿を藤野で育てなさい」沢山の種を受け取った。
畑仕事を知らない私が何かの力に動かされるように、沢山の方の知恵と力を借りて育て始めた。
私にはできない…何度も思った。
天災、蝕害、うまくいかないことも。
でも、それも全て含めて初めて自分と向き合うことができた。
偉大なる種と大地、自然の力。
気付くと、買わない生活が始まっていた。
気付くと、身につけるもの全て作っていた。
気付くと、自分の足で立っていた。
ものが溢れる前の時代、家族や愛する人のために手仕事されてきた。
そのものには愛情が宿る。それを身につけると心が満たされるのだと思う。
今の私たちに足りないもの。
くらして〜の手仕事会では
ものを作りあげるプロセス、自分の心の変化、自分軸をつくることを大切に考えています。
それはとっても簡単で誰でもできること。
ぜひ一緒に楽しみませんか?
くらして 代表 大和まゆみ(claccite.localinfo.jp)